まずはじめに、「壊血病」とはいったいどんな病気なのでしょうか。
この病気は遡る事16世紀頃のヨーロッパで、航海による貿易が盛んであった大航海時代に、長期間船に乗っている船乗りの間で流行した、当時不治の病といわれた病気です。
この壊血病の特徴は、体の中の血管が損傷し、まずは貧血などになり、その後進行すると皮膚から出血が発生し、さらには各臓器からも出血が起こるという、生死にかかわる病気です。
その後、この壊血病は、体内のビタミンC不足によりはっせいしたものと言われていましたが、後の研究で、ビタミンC不足によるコラーゲンの減少が、原因であることがわかりました。
このビタミンCが体内で欠乏することにより、コラーゲンが生成しにくくなり、結果、出血が発生しやすくなるのです。
ビタミンCがコラーゲン不足を引き起こしているといえると思います。
コラーゲンは、ビタミンCが不足してくると、体内でコラーゲン線維を生成することができなくなります。
ビタミンCはアミノ酸であるヒドロキシプロリンを合成するのに必要な成分であり、このヒドロキシプロリンが体内で減少すると、コラーゲンの生成を抑制してしまうのです。
これにより、血管外周の細胞の強度が著しく減少し、血管内の血流圧を受け止めることができなくなり、結果体内で出血しやすくなるのです。
先進国ではあまりこの壊血病はあまりみられなくなりましたが、体内でビタミンCが著しく欠乏することにより、壊血病が発生する可能性はゼロではありません。
コラーゲンには、血管の細胞を支えている働きもあるのです。
壊血病の予防法としては、ビタミンCやコラーゲン、アミノ酸などを摂取することにより、予防することが期待できます。
体内のコラーゲン生成には、「ビタミンC」の存在が不可欠であるということが、お分かりいただけたと思います。
